FC2ブログ

110221

給水塔・配水塔の見学ツアーがあり、野方配水塔だけちょっと顔を出した。
1930年完成。荒玉水道の配水施設。2010年に国の登録有形文化財に登録。
目地を見ているといろいろ造った時のことが連想される。
施工当時、一般にはバラ板の型枠が使われていたはずであるが、合板等の大きなボードを型枠としている。さらに、型枠にはセパレーターの跡がない。桶の箍のような抑え方をしたと考えられる。
昇降シャフトに向かって右側の入り隅に揃えて型枠を施工しているらしい。ぐるっと回って昇降シャフトの左端の入り隅まで来ると型枠の各段の縦目地にずれが生じている。その分、上の方が若干細くなっていることになる。
110221haisui1.jpg  110221haisui3.jpg  110221haisui2.jpg

スポンサーサイト



110220

「平成日本らしさ宣言」の言い足りなかったところを補う形で、最近気になっていることを幾つか取り上げてみた。

①アメリカで第2位の書店チェーン(Borders group ピーク時には1200店舗以上)が倒産。
アメリカは現金よりもカードの方が信用がある。アメリカは国全体とすれば過疎な国だから、大都市以外は、近くの本屋に行くにしろ大変である。インターネットで決済までするかは別にして、注文は確かに便利である。カードで決済するのが普通になっていれば、インターネットでの決済も連続したものとして抵抗なく受け入れやすいのかも知れない。多少の危険があることを知っていても便利さを優先させている。私など未だにいインターネットのカード決済には抵抗がある。スイカなども入金しないと使えないタイプのものが好きだ。
中国も国が広く交通網が発達していないことはアメリカに似ている。カードはそれほど普及していないし、もともと本自体が都市以外の一般の人の中にどれだけ浸透しているのか分からない。でも携帯が異常なスピードで普及したように今のままの状態が続くとは思えない。
日本でも出版業界も書店も不振だという。印刷大手の大日本印刷は書店大手を傘下に置くなどして再編成を図っている。丸善、文教堂、ジュンク堂などが子会社化されているという。大手の書店もそういう状況だから町の本屋さんも大変な状況に置かれているらしい。子供の頃からあった我が町の本屋が次々と店を閉めてしまった。そのかわり、買い取りを兼ねた新しいタイプの古本屋が開かれている。
販売システムの問題もさることながら、一般的に活字離れが進んでいるという。電車の中でも本を読んでいる人間が少なくなった。新聞も前に比べて余り車内で広げられていない。携帯の文字を読むのも活字を読んでいるのだとすれば、決して活字離れではないという主張もあるかも知れないが、一過性で積み重ねて蓄積されるものが欠けているような気がする。紙でもiPodでも良い。これまでに培ってきた人間の英知に興味を持ち続けて欲しいものである。

②朝日新聞で特集記事を組んでいた「孤族」について。
大分前(1996.5.11)の新聞に、池袋のアパートで、77歳の母親が41歳の息子とともに栄養欠乏症で餓死していたというニュースが掲載されていた。今だったら6段抜きの記事も数行で終わりだろう。二人だから「孤族」とはいえないかも知れないが、最後は28円だけ、日記が数十冊整理されて残っており、部屋の中も綺麗に片付いていたという。周囲からは,身綺麗でそんなに困っているという様子には見えず近所の方の煮物のお裾分けを断っていたという。洗濯は7,8年してなかったという。
死なないためには、生活保護がある。しかし、それには抵抗があるものが少なからずいる。社会の中での権利だといっても役所の対応や周囲の人の目などに接すればそうは思えなくなる。人というものは、働いて、当然の権利として報酬を貰い、或いは何か役立って、僅かでも生き甲斐を感じて生きたいのではないか。保護を受けることで、誰かを養えるとなれば自分に対する説明が付くかも知れない。しかし池袋の親子にはお互いにそれも許せなかったのだと思う。新聞の中で福祉事務所の所長は、「おそらく生活保護を受けるべききケースで、相談して貰えれば良かった」といっているが、行き方死に方の前に餌をちらつかせて、嫌だと思う行き方や死に方をさせなくとも良いと思う。悪いこともせず暮らしていて全く食べられなくなるような人々が多く出て来るというのは、社会のシステムがおかしいのであって、「保護」が充実できれば行政の手柄だなどと思って貰っては困る。「保護」などという言葉が真っ当な人間に対して使われては困るのである。

③就職が難しく「就活」という言葉ができた。
就職内定率が低い。就職試験でなかなか決まらない。新卒ばかり採るから今年決まらなければ来年は絶望的だなとという言葉がそこここで聞かれる。就職は益々難しくなる。社会に余裕が無くなれば一層のことである。人間の社会、切り詰めていけば、食べられて、着るものがあって、住むところがあればそれでよい。それをつくり流通させる人だけいれば十分で、そんなに多くの人は要らない。
今やみんなが衣食住のために働けばおそらく全ての人が豊かな暮らしができるのではないかと思う。その意味では時代はマルクスの予言通り変化してきたかも知れない。そして、そんなに多くの人は要らないのに働かなければならないから働いている。働かないと食えないから世の中を空回りさせて仕事をつくっている。衣食住以外の仕事は空回りを助ける仕事だと言っても良い。便利のため、快適性のため、楽しみのため、贅沢のための欲求を創りだし空回りさせ仕事にしている。確かに需要と供給のバランスにのっている。しかし需要をかき立てることを止めたらどうなるか。バランスは直ぐに崩れる。必要以上の安全仕様や医療・医薬漬けの長寿社会だってある意味では空回りの歯車の一つである。だから、世の中景気が悪くなってくれば、尤もらしくない空回りは空回りをさせる根拠も余裕も無くなり仕事ととして成り立たなくなる。仕事が無くなれば人を雇う必要もなくなる。仕事のあるところもコンピューターのお陰で人数は昔ほど要らない。本当はもっと減らしたいのだけれどもあからさまにはそれはできない。景気のせいにする。
効率よく衣食住が満たせるようになってきたから,贅沢を言わなければ、殆どの人々は、働く必要のない要らない人間なのである。だからといって、殆どの人々が生き甲斐を無くしたら、「孤族」死だらけになってしまう。世の中、衣食住の仕事と、最低限のそれ以外の仕事を明確にして、その為に仕事をシェア-して皆が生きていけるように再構成するべきだと思う。
ついでに言い過ぎれば、そしてそういう仕事をする人には暮らしていける権利を与え、税金は掛けず、衣食住が保証される。空回りでもうける仕事からはたっぷり取る。そんなことをしたら景気が悪くなるという。悪くったって良いじゃないですか。誰もが権利を持って生きていけるのですから。

④同じく「婚活」という言葉も通用している。
世の中には種の保存のために様々な男女のつながり方がある。歴史的に見ればさらに種類が多くなる。それにしても、世の中には同姓の関係もあり不思議に思っていたが、魚の中には、いや魚以外にもあるようであるが、雄が雌になったり雌が雄になったりして種の保存のバランスをとっている。何となく一応分かったような気がする。しかし人体は複雑で、全てを入れ替えるわけにはいかないから精神と肉体の特徴がが別々に顕れるのかも知れない。
人間の行動などが、理解できなくなった時は生物や植物を観察することにしているが、多くの場合、頷けることが多い。オス・メスの出会い方や、子供の育て方、過ごし方など様々あるが納得できる。
勿論、人間だけ見ても様々であるが、人間はもはや本能のなすがままに行動すれば正しいと行ったことにはならない。そこで制度を作ってそれに従ってきたが、世の中が大きく変われば男女の関係を決める制度の調整が必要になる。今までは微調整ですんできたものが済まなくなって来ているのかも知れない。結婚という言葉さえ意味を成さなくなるかも知れない。ともかく男女がお互いに求めるものに行き違いが生じて来ていることは確かである。そんな中、勿論、結婚という言葉でもまだまだ通用するし、婚活でも良いのだが、その言葉に対するイメージの新旧が意気投合を阻止しているところがあるのではないだろうか。

⑤都市への集中と過疎化。
まだまだ都市への人口集中が足らないらしい。放っておけば自然と都市に集中するものらしいが、それは,都市に魅力を感じる人が多いからだと思われる。人口は増加していないのにマンションはどんどん建つし、少し広い敷地は分割し1軒の家が建っていたところに7件も8軒も家が建つ。その分、地方では過疎化が進展する。不便になる。益々都市への集中が起こる。冒頭の本屋の話なる。
昔都市と田舎と1家族が2件家を持つのが良いということを言っていた人が居たけれども、みんなが衣食住をつくるそしてその義務を果たすと食べていけるとなると、この考え方も悪くないかも知れない。

110217

110217silhouette2.jpg 夕暮れの公園、よく手入れされた木のシルエット。

110216

駅の近くにある寺の庭には雪が残っていたが蝋梅は寒さの中に花をつけていた。
ロウバイ科ロウバイ属
中国原産
江戸初期に渡来。
110216robai2.jpg 110216koenji3.jpg 110216koenji4.jpg
 近くを見ると狸がいた。狸というと焼き物の狸をつい思い出してしまうが、この狸の方がかわいい。

110214

夕方から栃木市で行われた研究会が終わった頃、ちらほらと雪が降り出していた。懇親会に出たが車なのでウーロン茶で過ごし、終わって外に出たら一面の雪景色。東京まで約100キロの雪道ドライブを久しぶりに楽しめた。

110214yukimichi.jpg 渡瀬遊水池の脇の道路。左側の土手の向こうが遊水池。

今年になった代えたばかりのスタッドレスが頼もしい。東京までは国道沿い皆そこそこのスピードで走っている。幸い空いていた下り車線を利用すれば、のろのろ運転の車もかわすことができ問題なく走れる。
ところが都内に入ったとたんに渋滞、一寸刻みにしか進まない幾つか上り下りが続く道の上り坂のそれぞれに大型トラックが立ち往生。上り坂の一番高いところに南北に通る道があり信号が設置されている。信号で止まると動き出せないらしい。本当に東京は雪に弱い。
最後の難関が車庫入れ。縁石の段差を昇ろうとすると前輪がぶれる。我が家の車庫は数センチの余裕しかない。部分的に除雪して無事帰宅。

110213

朝、道が凍っていた。それも不思議なことに南北の道だけで、東西の道には全くそれらしいものが見られなかった。坂道は凍ると雪以上に怖い。しかし日が昇り少し経つと綺麗に溶けてしまった。
110213michiice.jpg

110212

平成日本らしさ宣言 (講談社)を差しあげた方から,人に説明する時に説明し易いようにまとめて欲しいと言われ、下記のように改めて書いてみた。そうだったのかと思われる方もおられるだろうし、それにしては説得力が無いじゃあないかと言われる方もおられるだろうが。
また、その様な内容なら読んでみようと思われる方も少しはおられるかも知れないと期待してもいます。 

 ここ十数年間、建築の保存に携わってきた。壊されそうな一つ一つの具体的な建築の保存に向き合ってきたが、なかなかうまくいかない。まだ十分使える建物が長い目、大きな目で見て壊す必要もないのに次から次へと建て直されていく。しかも、それが歴史的建造物であったり地域の誇りであったり、町並み景観を構成していたりするものであることも少なくない。それでも強引に解体の方向に舵が取られる。ほとんどの場合、本音は経済的理由なのであるが、建て直しの理由は決まって安全性や老朽化ということになっている。そういった古くからの由緒ある建物はよい立地に占めていることもあり、再開発のこの上ない対象地とされ、企業は勿論、行政さえも経済優先、快適性、便利さ、新しさを高く評価し、安易に計画を後押しする。時にはそれをやり易くするための法の改正(改悪?)さえ厭わない。

 建築は景気に左右される。景気が落ち込むと計画は停滞し、景気が上向くと盛んになる。しかし、景気が悪いと言っても最近のように一部の大企業に仕事が集中したり、景気振興のために再開発が奨励されたり必要のない公共建築の建て直しが行われ、うかうかして居れないのが実情である。

 それはともかく、文化とか芸術性とか歴史、伝統、愛着、親しみやすさ、人間とのつながりなど本来もっと価値を認めなければいけなことが、二の次三の次にされてしまう。それは世の中の価値の定め方がどこかおかしいからに違いない。おかしいと疑って見ると、保存の問題を超えて不都合なところが次から次へと見えてくる。そして、それほど多くのおかしいことがある以上、現代に至る我々の歴史の中で、大きく仕組み作りを間違えたところがあるのではないかと考えてしまう。そして歴史をたどっていくと、一見合理的で、その上、個人の自由と快適を保証するかに見えるヨーロッパに由来する現在の文明の目指す方向を世界の人々が選択したところから、どうやら現代の問題が生じていると考えられる。そして、それこそ改められなければならないということになる。際限なく欲望を満たすために科学技術が使われる。その発展は恐ろしい勢いで加速し、今やコントロールを失って暴走寸前のところまできている。ここに至る説明には飛躍があるが、この本で書きたかったことの一つはその飛躍を埋めることである。そして、そう思って改めて世の中を見回し、根本的な価値を見直すという観点に立つと世界で起こっている様々な問題点、温暖化、エネルギー問題、食糧問題、人口問題、南北問題、格差などどれを取り上げてもまさに説明がついてしまう。

 象徴的に言えば、進歩が人間の幸せを満たすのではなく、古くから日本人の挨拶の中にあったように、「相変わらず」ということこそ人間の幸せにとって大切である。そうは言っても、無力な私には、世の中をその方向に変えていくことなどとても出来そうもない。しかし、このままでは人間社会はまさに始まりかけている暴走を止められずに破滅へと進んでしまう。そんなことを考えている内に、身近なところにその問題を解決していく糸口がありそうだと気がついた。そのことがもう一つの書きたかったことである。


出版:『平成日本らしさ宣言』

ご興味のある方は以下をご覧下さい。

丸善の日本橋本店では、「各国事情」のコーナーに、紀伊国屋新宿南口店では、「日本論」のコーナーに、紀伊国屋本店では、「社会」のコーナーに置かれています。

cover00ss.jpg

<『平成 日本らしさ宣言』内容>
第1章 始まろうとしている暴走の恐怖
第2章 いつから科学は万能になったのか
第3章 1度あけられた近代化への扉 安土城と鉄砲
第4章 鎖国が育んだ「相変わらず」の発想
第5章 明治維新による近代化と日本らしさの喪失
第6章 戦後の経済復興がもたらしたもの
第7章 貪欲資本主義が人類の破滅を加速する
第8章 現代社会の反省と「相変わらず」の約束事
第9章 暴走を止めるために

110211

雪の日
110211snow1.jpg 誰もいない公園 110211snow2.jpg 新聞配達のオートバイが仲良く雪をかぶっていた。

110210

バス通りだが狭いため、一方通行の道。それでもボンネットがあるバスが走っていた頃は一方通行でなかった。しかも道の両側に側溝、いわゆるドブがあった。道にも多少広いところと狭いところがあり、狭いところで図らずもバスが行き違うことになると、電信柱をよけ、ドブに落ちないように時には相手のバスとの間は数センチしかも路面も今ほど平らでない。運転手さんは結構苦労していた。道路の両側には木造の民家が並んでいた。塀すれすれに、軒すれすれにバスの窓があった。
だんだんマンションが増え、普通であった木造の家が普通でなくなり、目立ったものが目立たなくなり、目立たなかったものが目立つようになってきた。
110210nogata.jpg

110209

先日変な木を見つけた。
110203ne1.jpg その木の根っ子は片側だけに露出している。しかも長い。反対側は皆無なのも面白い。








110203ne2.jpg  一方に異常に長い。10メートルは優にある。









110206

谷中-根津-目白
谷中に工事中の建物を見に行く。工事が始まってから二度目の訪問である。古材を使って建てた家を、さらに改修している。完成が楽しみである。現場で知人に会い根津に行くことになる。

110206yanaka.jpg 夕日の階段の上から見た谷中銀座。このあたりには古い寺院も多い。











110206mutsu1.jpg 歩いて根津3丁目に向かう。三井家が陸奥宗光に献上した洋館を陸奥氏没後三井家からN氏が入手。当初は1300坪ありこの洋館のほかに何棟かの建物が建てられていた。途中に、襖の引き手博物館、書道博物館、子規庵があった。








110206mutsu2.jpg 110206mutsu3.jpg

110206mutsu4.jpg 南側は採光のために改修されているが、内部は旧態をよく残しているという。外から見ただけなので何ともいえない。東側の壁には蔦が茂っているが、煉瓦壁かも知れない。ガラリ戸の羽が少し外れている。サザンカの赤い花が目に付いた。








さらに、知人と目白に廻り吉村順三ギャラリーで、開催中の「浜田山の家」の展示を見て帰る。

110204

求人
東京の知人の設計事務所で所員募集1名
卒業生で希望者する人は連絡して下さい。

110103

鬼怒川の土手に沈む太陽
110203sunset1.jpg 宇都宮に向かう途中、丁度,太陽が鬼怒川の河川敷の雑木林の中に沈みかけていた。大きな太陽が見えなくなるまで何遍かシャッターを切った。
 この土手の上に、河川敷に生えていた木を伐採して東屋を建てる国交省のお手伝いをした事がある。工業高校の生徒さん達が手伝ってくれた。この位置はそこより1キロ程度上流か,或いはもっと近いかも知れない。(とち木”の会)










110203sunset2.jpg     110203sunset3.jpg     110203sunset4.jpg


プロフィール

konishikonishi

Author:konishikonishi
http://www.524to524.comを参照して下さい。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR